死刑囚のパラドックス

上記のパラドックスよりちょいと難易度アップ★
裁判で裁判官が死刑囚にこう判決を下した。
「あなたは死刑です。死刑は明日から1週間以内に行われ、あなたは死刑執行の日をその前日に知ることは無いでしょう」
それを聞いた死刑囚はこう言った。
死刑は行われないだろう」
さて、ソレはどうしてか?という問題。
コレが死刑囚が頭のちょっと可哀想な人だったからって答だったら、随分と楽になるンですケドねぇ(笑)
では、死刑囚の考えた理論を説明させて頂きます★既に知ってる!って人も復習な感じでドウゾ★
…って大層な事言ってますがほぼ教科書の書き写しなんですケドね!
え〜教科書の41ページを開いて下さ〜い(笑)
ソレでは御説明しましょう★
まず、死刑は7日目に行われる事は無い
なぜなら、6日目までに死刑が行われなければ、7日目に死刑が行われる事が6日目に分かってしまうからである。
コレは、裁判官の判決での「死刑執行の日をその前日に知ることは無い」という条件を満たさないため、7日目に死刑が行われる事は無いといえる。
そこで、7日目には死刑が行われない事を前提として、6日目までで考えると、6日目に行われる事も無い
なぜなら、5日目までに死刑が行われなければ、6日目に死刑が行われる事が5日目に分かってしまうからである。
これも、裁判官の判決での条件を満たさないため、6日目に死刑が行われる事は無いといえる。
こう考えていくと、5日目も駄目、4日目も駄目…となり、全部の日が駄目になる、と死刑囚は考えたのだ。


よく考えたものだな!と黒兎的には賞賛を与えたいトコロなのですが、結局その死刑囚はメデタク(?)5日目に死刑執行されたようです。
勿論前日である4日目まで死刑執行の日を知ること無く
このパラドックスは、著者の久馬先生もまともな説明を聞いたことがないらしく、誰か知ってれば教えて欲しいらしい(笑)
大まかには、「ルールが途中で変化するから、普通の理論では説明できない」という説明があるらしいが…コレ説明なのか?(笑)


ここから先は黒兎の何の根拠も無い考えです。
理論とか関係なく疑問に思った事を書き綴ってみました★(爽笑)

確かに、7日目に死刑が執行される事は無いと思う。
普通に考えて、6日目まで死刑が行われなかったら、7日目だと分かってしまうワケだし…
でも、だからと言って、6日目以降を考える場合に7日目が全く考え無い(存在しない)日の様に扱われている事が問題なのではないか と  思うのだ が…
6日目の考え方に、7日目が存在すると考える事を加えれば、6日目に死刑が行われないと言い切る事は出来なくなるのではないか?
つまりは、不可能だと定義されたモノを前提として(除去して)次の事を考えてしまうから、矛盾が生じるのではないか と  思うのです よ   ?
ただ型にはめていく考え方をしているだけでは駄目、って事が言いたいんです か?(聞くな)