死ぬことは、生きること。

『およそ生きることそのものに意味があるとすれば、苦しむことにも意味があるはずだ。
苦しむこともまた生きることの一部なら、運命も死ぬことも生きることの一部なのだろう。
苦悩と、そして死があってこそ、人間という存在ははじめて完全なものになるのだ。』
ヴィクトール・E・フランクル(著)池田佳代子(訳)「夜と霧」より


死ぬ為に生き、生きる為に死ぬ。
生まれ変わる為に死ぬのではなく。
ただ、自分が自分で在る為に。
全く正反対なコトバの筈なのに、限りなく隣り合って、重なって存在するコトバ。
なんだかとても不思議に感じた。